不動産投資 書籍① #9

 新人(実績がない人)や属性が低い人にとって、銀行融資を獲得するのは厳しい時代?

 数年前までは「フルローン(自己資金ゼロ)」や「オーバーローン」が珍しくありませんでしたが、不正融資問題などを境に、銀行の姿勢は劇的に慎重になっている。

 では、どのように厳しくなっているのか。

① 自己資金の要求(1割〜3割): 以前は頭金なしでも融資が通ることがありましたが、現在は物件価格の10%〜20%、諸経費を合わせると30%程度の現金を求められるのが一般的です。

② 属性の足切りラインの上昇: かつては年収500万円程度からターゲットでしたが、現在は「年収700万円以上」「上場企業勤務」あるいは「公務員」といった高い属性が最低ラインとされる金融機関が増えています。

③ 物件評価の厳格化: 収益性よりも「積算評価(土地と建物の担保価値)」が重視されるようになり、利回りが良くても評価が出ない物件には融資がつきにくくなっています。

④ 実績がない人が直面する「負のスパイラル」

 ・良い物件は現金買いに負ける: 融資特約(融資が落ちたらキャンセル)を付ける初心者に対し、スピードの早い現金買いの投資家や業者がさらっていくため、土俵に上がることすら難しいのが現状です。

 ・金利条件の格差: 実績がないと低金利の地銀や信託銀行が使いにくく、金利の高いノンバンク(3.9%前後など)を使わざるを得なくなり、結果として収益を圧迫します。

次は、利用する銀行と戦略について。